まるしん 削り節
丸眞 株式会社
 
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ラーメン店の方

ラーメン作りはとても自由度が高く、それが故に個性のある商品づくりができます。
しかし、一見何でもありという様に思われますが、押さえておかなければならないポイントがあります。(魚介系の素材を使用したときの観点からも)
 
1.枯節と裸節
  裸節は、約3週間くらいでできあがります。平たく言うと煮ていぶしただけのものが裸節です。それに優良カビをつけ、干すをくり返した節が枯節です。枯節はできるまでに6ヶ月程かかります。それからまた時間を掛けて枯らして旨味を熟成させたりもします。

特徴としまして、
  裸節… 節に水分量が多いので、生臭みが残ります。魚っぽさを出したい時は有効です。
いぶすのでタール分が表面についているので燻臭が強めに残ります。
  枯節… 裸節に優良カビをつけたもの。そのカビが節の水分を減らし脂肪分を分解し、それを旨味に変えます。裸節の荒々しさに対し味と香りが、マイルドになり全体的に上品なイメージに仕上がります。
裸節 枯節

2.魚種と魚質
一 般的に鰹節選びをする時、魚種(かつおやさば)だけに目がいきがちですがその節(ふし)のもっている魚質により大きく味が変わってきます。ここで言ってい る魚質とはその魚のもっている脂の量を指していますが、より脂が少ない方が上品とされています。(食用の魚とは逆)。その理由として、大きくは、にごる、 生臭い、その脂が酸化しやすく、酸化臭がでてきやすい等です。同じ魚種でも、こんなに味が違うのかと目を疑いたくなる程です。魚種も大事だけど同じくらい 魚質を見極めることが大切です。ラーメンスープの場合、必ずしも、上品(上物)がベストとは限らず、動物系の場合、香味油、調味料、化学調味料(たんぱく 加水分解物、酵母エキス含)、めん等のバランスにより魚種、魚質とその投入量を決めていけば良いと思います。
枯割サバの油の量による魚質の違い

3.投入量について(魚介系の)

その作りたいラーメンのイメージや、動物系のスープの合わせ方や調味料等、他の具材とのバランスにより大き く左右されるため、概して答えはだしにくいのです。あえて投入量のたたき台を参考の為に示し作ってみると、魚介系の投入量はスープの4%~10%(50 リットルの場合2kg~5kg)が目安でしょう。4%という数字は和食のお吸い物の濃度くらいなので参考にしてください。濃度は動物系に合わせるとした ら、10%くらい入れないと魚介が主張してきません。昆布の投入量の目安ですが、魚介系の投入量の20%くらいが良いでしょう(無化学調味料でうま味を出 したい場合。)この昆布の量は少し多めなのは、動物の素材も入っていると仮定しての数字です。もし、動物系を使わず、魚介系だけであれば、投入量の10% くらいでよいでしょう。
昆布は他の素材(特に削り節)との相乗効果でうま味が倍増するので、はずせない存在でしょう。自由度の高いラーメンにこの様な数字をあてはめるのはナンセンスかもしれません。しかし、たたき台の数字として参考にして頂ければ幸いです。

そして最終的には、“たまたま、やったらできてしまった。”という偶然の産物ではなく素材を見極め、味をコントロールするために目利きのポイントや目安を自分なりに整理するお手伝いが出来れば幸いです。